大腸がんの種類と特徴

  大腸がんは悪性度が低く,切除しやすい

 


 

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結腸がん・直腸がん・盲腸がん


大腸がんは総じて,他のがんに比べると悪性度が低く,切除で治癒しやすいがんといえます。

大腸がんと呼ばれるものには,結腸がんと直腸がんの両方が含まれます。

さらに盲腸にできるがんもあり,盲腸がん,上行結腸がん,横行結腸がん,下行結腸がん,S状結腸がん,直腸がんに分けることができます。

この中では結腸がんが約60%をしめますが,結腸のなかでも特にS状結腸が最も発生しやすく,直腸がんと合わせると全体の半分近くをしめています。

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男女比でみると,結腸がんではほぼ同等ですが,直腸がんでは男性の方が若干多く発生します。

ちなみに,小腸にがんが発生すると小腸がんと診断されますが,非常にまれながんです。

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大腸がんの種類と特徴

     
  

悪性腫瘍と良性腫瘍

  
   
      大腸に限らず,腫瘍には悪性腫瘍と良性腫瘍とがあります。

良性腫瘍と悪性腫瘍を区別するためには,顕微鏡を使って,病変組織を観察し,悪性か良性かを判断する,すなわち病理診断をおこなう必要があります。

悪性腫瘍の性質の特徴として転移するということがあります。良性腫瘍は転移しません。したがって,良性腫瘍で死ぬということはありません。

この転移とは,がん細胞の一部が発生した場所を離れて,他の部位に着床し,そこで増殖することです。転移は血管を通して,あるいはリンパ管を通して転移します。

大腸がんの場合,転移する部位として,最も多いのが,リンパ節であり,その次が肝臓です。肺やその他の臓器に転移することもあります。

また,悪性腫瘍のもう一つの性質として浸潤があげられます。浸潤とはがん細胞が周囲にしみ出るように広がる性質をいいます。

たとえば大腸癌の悪性腫瘍は粘膜に発生しますが,成長すると,粘膜下層に達し,さらには固有筋層から進んで最後には漿膜を破り,大腸の外側まで進んでしまいます。

良性腫瘍はこのように浸潤することはありません。たとえば,良性腫瘍の代表的なものに腺腫がありますが,これは,粘膜をこえて,固有筋層に達することはありません。

ただし,大腸の腺腫には,その成長の過程で悪性腫瘍,すなわちがんと変化するものがあります。



  

上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍

  
大腸がんは上皮から発生する上皮性腫瘍と上皮以外の部分から発生する非上皮性腫瘍に分けることができます。

大腸の悪性上皮性腫瘍のほとんどは腺がんで,細かく分けると,高分化腺がん,中分化腺がん,低分化腺がんがあります。

それぞれ悪性度が異なり,悪性度が最も高い腺がんが,低分化腺がんであり,最も悪性度が低いのが,高分化腺がんで,中分化腺がんばその中間です。

粘液を出す上皮に悪性の腫瘍ができたものに粘液がんがあり,これも比較的悪性度の高いがんの一種です。

大腸の悪性非上皮性腫瘍には,平滑筋肉腫,リンパ腫などがありますが,まれながんです。

一方,大腸の良性上皮性腫瘍のほとんどは腺腫です。腺腫は,大きくなるとがん化する場合があります。

腺腫には,腺管腺腫,絨毛腺腫,腺管絨毛腺腫がありますが,このなかで最もがん化しやすいものが,絨毛腺腫で,最もがん化しにくいものが,腺管腺腫です。

いずれにせよ,1cm以上の腺種はがん化している可能性が高く,切除するケースが一般的です。

   
 
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